保育士の先生達の「〜しなければならない」をなくしたい

保育士の先生達の「〜しなければならない」をなくしたい

アルテコローレの「そざい探究あそび™️」には、さまざまな意図があります。
その意図の1つには、先生たちの造形あそびに対する考え方や苦手意識などが原因で、やりにくい」と感じることを解決したいという目的があります。

「やりにくい」と感じることとは、例えばこんなことです。

先生が思う「~しなければならない」とは

「日々の遊びの中で、何か困っていることやお悩みはありませんか?」と先生にお聞きすると、

「どんな作品をつくろう?」
「遊んだ後、どうしたらいいかな?」
「準備片付けが大変で…」
「何か面白い遊びないかな…」 

こんなお悩みが共通して出てきます。
それはつまり、

どんな作品をつくろう?=「作品をつくらなければならない
遊んだ後、どうしたらいい?=「かたちとして残さなければならない
準備片付けが大変=「準備片付けを頑張らなければならない
何か面白い遊びないかな=「次の活動アイデアを探さなければならない
と、心のどこかで思っているということではないでしょうか。

これは、遊びの過程遊びの最中の子どもの姿よりも、活動の前後のことを考えていることになります。

こうした考えにとらわれてしまうと、先生の「やりたいこと」を叶えることができず、ひらめきにも限界があり、本当の遊びの楽しさを見出す前に 造形あそびが億劫な活動になってしまいます。

だからといって、その考え方を捨て、今日から新しい視点と発想を持ち、やり方を変えてくださいとは言えません。なぜなら、そういった考え方に至った背景には先生がこれまでに学んできたことや、園の環境など、さまざまな事情が関係していると思うからです。

それに、変えるには何から始めたら良いのか分析に時間がかかりますし、そもそもやり方がわからないということもあります。
ですが、そこに客観的に、けれどその園の先生達のカラーは守りつつ手がかりを示す人がいたら、楽なのではないかと私は思います。
私達の研修では、先生達に遊びを体感いただきながら実践訓練を重ね、これまであまり意識を向けていなかった「やりにくさ」から解放される手がかりも示していきます。

まずは「先生たちが楽しむ」ことが大切

「〜しなければならない」をなくす 新しい視点と発想は、先生自身が遊びを楽しく感じ、気づきや新しい知識経験を得ることで培っていけます。

このプロジェクトの私の言葉の中に「日々のネタ探しがルーチンワークになっていないでしょうか」と出てきますが、まさに「〜しなければならない」というルーチンワークから解放されることが、先生たちが自分の視点と発想を頼りに考え行動していけるようになる訓練なのです。

魅力的な遊びをつくっていくのは、子どもではなく まず先生です。
先生が子どもに遊びの機会と場をつくり、提案や手助けを与えるのです。だから子どもは育つことができる!
ということで、先生達にこそ、遊びに前向きに楽しく取り組んでいただきたいといつも思っています。