About

「あそび」で視点・発想を広げ
アイデア提供だけでなく
先生たちの「やってみたい」想いを
一緒に実現します。


「先生が楽しいと子どもが育つ」を目指して

合同会社アルテコローレ代表
桐嶋 歩

子ども達とやってみたいことはたくさんあるけれど、できない理由がさまざまにあると思います。日々の忙しさに追われていたり、園で取り組むには幾つかの課題があって難しさを感じたり…それでも「こんな遊びをやってみたい」と声にした先生。その前向きな気持ちを実現するために、遊びのアイデアをご提供するだけでなく、先生と子どもの間で遊びが広がっていき、根付いていき、園まるごと豊かになるような環境づくりにもご協力したいと考えています。

遊びは一過性のものではなく、保育と同じように じっくりコツコツと時間をかけて育てていくものです。

なぜなら、毎日を共に過ごす先生と子どもとの関わりの中で育まれていく“学びの活動”だからです。日々の遊びの中で子どもの楽しみ方が変化していき、ことばによる表現や道具使いなどからさまざまな成長の姿が見えてくると、先生にとってのやり甲斐にもなりますし、同じクラスを受け持つ先生同士や保護者さんとの会話のたねにもなるはずです。特別な造形あそびをしなくても、充実した楽しい時間になりますよ。

先生にとって、造形あそびは 負担になっていたり、苦手意識を感じていたりしないでしょうか。

今はSNSなどでたくさんのアイデアを見つけられますが、その時楽しい体験で終わってしまうともったいないです。もしも「次回は何をしよう?」とアイデア探しがルーチンワークになってしまっているなら、遊びの本質にはなかなか辿り着けません。子どもに何を得てほしいのかというねらいを持ち、1つのテーマを深掘りして、その体験を価値あるものにしてほしいと思います。

こうした遊びをもっと気軽に日常で取り組めるようになるには、これまでのやり方をガラリと変える必要があるかもしれませんし、見直してみたら思っていたよりも簡単だったということもあります。

  • 子ども達の姿を、職員間や保護者さんに伝えたいと思う。
  • 遊びが充実してきたので、テーマを設定して継続的に取り組んでいきたいと思う。
  • 職員間でアイデアや工夫を共有し、遊びの広がりを楽しむ記録ファイルをつくってみたい。
  • 職員間で遊びを振り返り、子どもの姿を前向きに話せる時間が楽しい。

そんなふうに、先生達が楽しさや喜びを実感しながら遊びをつくりあげていくにはそれなりに時間がかかりますし、先生達の想いや理解、協力の体制も必要です。急がず、みんなで、できることからちょっとずつ続けていくことがいちばん大切だと思います。それを踏まえ、“保育と同じように、じっくりコツコツと時間をかけて育てていこう”と思えば、あまり気張らずに取り組めるのではないでしょうか。


まず“先生が楽しい”取り組みであることが、“子どもが育つ遊び”の実現への第一歩だと考えます。

私たちは 園と保育士さんにこんなあそびを提案します!

先生が
楽しい遊び

忙しい毎日の中で、造形あそびは準備片付けが大変…先生の苦手意識や失敗体験からつい取り組みが億劫になってしまう…そんな声を聞きます。子供の学びは遊びから始まりますが、大人の事情から、子どもの貴重な体験の機会を減らしてしまいたくありません。だからこそ、まず先生が楽しめる遊びとその取り組み方を提案します。

「造形あそび」に
とらわれない

「造形あそび」にとらわれてしまうと、本来の趣旨を忘れ、つくる・描く活動に偏ってしまいがち。幅広い体験の機会をつくることが「遊びの目的」だと考えます。作品を残さなくても、子どもが遊びの中で獲得した知識や経験は、必ず一人ひとりの力となって表現されます。そんな子どもの姿を楽しみながら、もっと近い距離で一緒に遊んでみましょう。

日常的に
取り組むあそび

素材や道具に触れながら、試行錯誤、挑戦し学ぶ機会がなるべく多く日常的にある方が、子ども自らができることが増えます。先生も日々、子どもの様子を見ながら遊びの環境をつくり変えていく必要があるので「散らかる・危ない・やらせたくない」といった課題の解決にも繋がります。この積み重ねは、子どもが主体的に遊ぶ環境を育んでいます。

伝え育てる
あそびのプロセス

遊びには「プロセス」があります。そのプロセスを写真やドキュメンテーションなどで記録として残す作業は欠かせません。ご家族や、先生同士の理解と協力を得ながらみんなで遊びをつくりあげていくためです。難しいのは、その記録の作成が負担になってしまうこと。だからこそ、伝えたい想いが溢れる遊びと、先生たちに合う記録方法を提案します。