園が繋がる、先生が繋がる。実践と想いを分かち合う一日

園が繋がる、先生が繋がる。実践と想いを分かち合う一日

今日は、園内研修でご縁をいただき、お世話になっています園さんと園さんが繋がった!
そんなステキなお話をさせていただきます。

福井県の認定こども園木の実様の先生方が、愛知県豊田市の認定こども園林丘幼稚園様を訪問されました。

今回、私も急遽ご一緒させていただき、園内を見学したりお話を伺ったりしながら、先生方の日々の積み重ねや園づくりについて学ばせていただく機会となりました。

この日、林丘幼稚園様の園庭では、「わくわくこうさく」という遊びの時間に『チョーク遊び』を実施されていました。
チョーク遊びは、ちょうど1年前に園内研修で2歳児さんと実践し、今でもこうして先生が実践してくださっている様子を見ることができてとても嬉しかったです。

チョーク粉を集めたり、色水をつくったり、染め物をしたりと、子どもがやりたいことをそれぞれに楽しむ姿が印象的で、林丘幼稚園様ならではの遊び方、この後の広げ方が「なるほど!」と思うものでした。
先生の実践の工夫や、林丘幼稚園さんならではの継続的な取り組み方が多くの先生の参考になると思いますので、別の機会に改めてご紹介させていただきたいと思います。

先生方のお話で印象的だったのは、現状の課題をお話しされた際、「実はうちでも同じようなことがありましたよ」と、同じ経験を語られていたことでした。

課題をどのように受け止め、少しずつ乗り越えてこられたのかを聞かせていただく中で、特に心に残った言葉があります。
どちらの園さんにもアトリエのお部屋がありますが、その環境をどのように活かしていくかという話題になった際、林丘幼稚園様の先生が

「 環境があっても、先生の心が動かないと、子どもも動かない 」

と話してくださいました。

アトリエやコーナーなどの環境をつくっても、その環境をどう活かすかは、子どもではなく先生の日々の試行錯誤の積み重ねだと私は思っています。

でも、その試行錯誤を続けていくためには、「やらなければ」と取り組むのではなく、先生自身がワクワクし、「こうしたい」「やってみたい」と感じられることが何より必要なのだと、先生の言葉から改めて実感しました。

また、園内の先生方が学びを共有するための取り組みについても、とても参考になるお話を伺いました。

林丘幼稚園様では、各クラスのエピソード記録を定期的に作成し、それに対して他の先生方がコメントを書き合う取り組みを長く続けておられるそうです。

コメントを書く際には、その時々で組み合わせを変えた二人一組で話し合いながら進めることで、必ず対話が生まれるよう工夫されているとのこと。

「三人以上になると、誰かが書き手になってしまいますよね。だから全員が話せるように二人組で。」

なるほど!ですね。

こうした取り組みを続けることは簡単ではないそうですが、

「大変なのは大変。でも、やってみてよかった。」

という言葉には、積み重ねてこられた実感が込められていました。

学年を越えて、園内の先生同士が語り合う時間があること。
その積み重ねが、子どもたちの育ちをみんなで支えていく園づくりにつながっているのだと感じた一日でした。

さいごに。

造形活動や環境づくりについて、同じ課題を抱えていらっしゃる園さんは多いと思います。
ただ、「うちではこうしている(こうしてきた)」という解決への道筋と、現状の姿は園さんごとにさまざまです。

だからこそ、実際にその取り組みを見て、知って、「これならできるかも」「こんな方法もあるんだ」とヒントをもらう機会は、とてもいいなと思います。

そして、こうして研修でご縁をいただいた園さんが繋がることは、先生方にとっても「あったらいいな」と思えることだったり、保育をさらに面白くしていくきっかけになったりするのかもしれません。

木の実様と林丘幼稚園様の語り合いから、遊びをより面白く、楽しくするためのヒントをたくさんいただきました。

素敵な学びの機会をありがとうございました!