今月も兵庫県西宮市の さんすい保育園様へ研修に伺いました。
研修当日は3園の先生達が集まってくださり、毎月異なるテーマをもとに
午前
①
・レクリエーション
・子ども達と遊びを実践
・実践後解説、資料共有
②
・日替わり講座(この日は造形環境について)
午後
・午前の遊びの振り返り
・記録作成 を行っております。
今回の実践は、用海山水保育園様で【氷】をテーマに遊びました。
さんすい保育園様では、初回に「記録撮影講座」を実施させていただきましたので、先生達が毎回の遊びの様子を撮影してくださっています。
午前に撮影いただいた写真をもとに、午後は遊びの振り返りと記録作成を行なっていただきました。
先月に続き今回で2回目の記録作成ですが、コツを掴んだ様子で手際よく作成してくださいました。
写真を振り返り、記録をつくりながら、先生達の間では早速ご自身の園での実践方法について 子どもの姿を思い浮かべながら話が広がっていました。
また、改めて質問をくださったり、1人の先生の気づきをシェアする場面もありました。
例えば、この日テーマとした【氷】遊びには、各過程の変化(展開方法)が用意されていることで、その過程毎に子どもの姿にも変化があったことを、先生が面白く感じてくださっていました。
新しい展開への参加をためらう子は、初めての経験への不安を感じているようでした。
一方で、新しい展開に新鮮味が増して心が動かされ、夢中を継続し、たっぷり楽しめた子もいます。
一人ひとり異なる子どもの姿が見えるからこそ、その子に合う関わり方や遊びの提案の仕方が必要となり、先生とのコミュニケーションによって、子どもはもっと遊びを楽しみ満たされていきます。
子どもの姿を振り返りつつも、遊びの中で必要なことに少しずつ気づいていき、先生にとっての遊びの意義も見出していただくのが、記録作成を毎回行うねらいの1つでもあります。
こうして先生達の前向きな姿がら、「質の良い遊び」が育まれていきます。