11月のごんべいの里保育園様では、先生に集めていただいた秋の素材を楽しみました。
窓から差し込む朝の光が、素材をなんだか美味しそうな感じで魅力的に照らしていましたよ。
その他にも、赤い葉っぱや枯れたカサカサの葉っぱなど、先生方がお出かけ先からもたくさん集めてきてくださっていました。
朝の準備時間には、「今日は何が始まるんだ?」といつも偵察に来る3人がいます(笑)
すると素材を見つけてか、絵本の『どんぐりノート』を持ってきて近くで読みはじめました。
毎月こうして実践研修を行ううちに、最近では子どもたちの表情が、遊びが始まるのをワクワクして待っているかのように明るく嬉しそうに見えます^^
さて、遊びが始まりました。床にたくさんの葉っぱを散らすと、優しく手に取り、繊細な楽しみ方をする子どもたち。
かたちや色に目を向け、においをかいでみたり、1枚1枚をきれいに重ねてだいじそうに優しく葉っぱを扱っていました。こんなふうに遊ぶみんなの姿に成長を感じたのは、私だけでなく、先生方も同じだったようです。
クヌギの葉を頭にあてて「ウサギだよ」と見せると、お尻に葉っぱをつけて「キツネさんだよ」と言う可愛い姿も。
髪に飾ったりして森の中の動物たちになったみたいで、ほっこりとした雰囲気の中でじっくり素材を楽しんでいました。
そしていよいよケーキづくりです。
クリームに見立てたボンドを広げていきます。
ワクワクしながら見守る先生と子どもたち。
種類が異なる葉っぱたちが集まってきて、キレイ。
自分でボンドを垂らす体験が楽しい子どもたち。
量をうまく調整しながら使う子もいれば、クリームみたいにたっぷりかけていく子も。
この遊びでは、ボンドをたっぷり使っても葉っぱがコーティングされて長持ちするのでいいんです。
丁寧に素材を積み上げ、なんとかくっつけようと夢中になっていた子。
その隣で、枝をお箸にしておかずをつつくように遊んでいた子。
それぞれに楽しみ方が異なっても、友達の存在を感じながら遊び、1つの大きなケーキがどんどんできあがっていきます。
みんなで囲んであれこれしている大きなケーキの後ろには、机と椅子を設置したコーナーが。こちらには2〜3人で取り組むサイズのケーキを用意しました。それを見つけて遊びだす数人の子どもたち。こっちの方が落ち着く…なんて子もいますから、一人ひとりが遊び場を選び、満足できる環境をつくっておきます。
こちらでは先生が丁寧に関わっていて、手助けや提案をしています。
いつもよりも遊びに向かう姿があったり、友達との新たな関わりが生まれたり、活動する場の影響は大きかったりします。
今回は、2歳児以上の子どもたちの実践の様子を書きました。
終始穏やかに遊んでいましたが、秋の素材の香りや色の癒し効果や、ボンドを自分で絞り出しながら遊ぶ楽しさもあって、ぐっと遊びに夢中になれたのもあると思います。
秋頃になると、これまでの積み重ねが子どもたちの姿に表れてきて、遊びの深まりを感じます。
子どもが自分でできることも増えてきて、一人ひとりの成長を振り返るにはとても良い時期で、先生もこれまでやってきたことを「よかった!」と実感できたりもすると思います。
0、1歳児さんたちも秋の素材で遊びましたが、こちらもぐっと成長した様子が感じられたので、次のブログでご紹介したいと思います。
ごんべいの里保育園の皆さま、今月もありがとうございました!
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