素材遊びが園の文化に!林丘幼稚園様の【 素材遊び記録集 】

素材遊びが園の文化に!林丘幼稚園様の【 素材遊び記録集 】

はじめに

愛知県豊田市にある幼保連携こども園 林丘幼稚園 様から、この年度末に、なんと…とても素敵な「素材遊び記録集」をいただきました!
林丘幼稚園 様では、およそ1年半で4回の職員様研修を実施。書籍、Instagramも参考にしていただき、先生方が園内で実践した素材遊びの記録をまとめてくださったのです。



この記録集には、5種類ほどあります。
① 素材遊びの広がりをまとめた見出し図
② 計画・実践の振り返りシート
③ 園内共有用記録と、それに対して各クラスの先生から寄せられたコメント
④ クラス便りを兼ねた記録
⑤ 次年度の「わくわくこうさく」活動計画

先生によって記録のつくり方に個性があり、とても参考になりました!ここでは、記録集から一部ご紹介させていただきます。


1. 実践が、日常の遊びや保育参観に繋がった!

研修や書籍からの学びを、子どもたちと膨らませて “林丘幼稚園流” に取り組んでくださった先生方。各クラスや異年齢で遊ぶ機会を、日常で積極的につくっておられました。保護者さんが参加できる機会も頻繁にあり、保育参観や発表会、運動会、わくわくふぇすたや冬のイベントなど、さまざまな場面に素材遊びが繋がっていったことが、見出し図としてまとめられています。

この見出し図のほかに②③④の記録があるのですが、「子どもの声や姿を、どうやって次に繋げていこうか」と先生が試行錯誤しながらアイデアを出している様子もわかりました。
中でも、子どもたちの想いや考えがかたちになっていく、そんな舞台(環境)を整えながら、「イルミネーション」という冬のイベントに時間をかけて繋がっていった記録は、ストーリーがありとっても見応えがありました。

2. そざい探究あそび計画シートで、試行錯誤を“可視化”

こちらは、そざい探究あそび専用の計画シート。計画段階では専用様式をうまく活用しながらも、記入者の先生ご自身や他の先生が見やすいように、イラストや写真を載せて先生の工夫が加わった記録になっていますね。

この計画書を積み重ねることで、先生一人ひとりの環境構成の意図が明確になり、次に同じテーマの遊びに取り組む先生の参考にもなりますし、遊びの質が着実に高まっている様子がわかります。

3. 園内共有が、先生の活動のモチベーションに!

記録集の中で特に私が惹かれたものが、こちらの「園内共有用の活動記録」です。
あひる組さんでは、ダンボールあそびを3日間に渡って広げていったそうです。


この実践に対して、他の先生方からコメントが寄せられています。
普段、一人ひとりの先生が行なっていることを知る機会は少ないのではないかと思いますし、こうして園内の先生皆さんから言葉をいただくことはもっと少ないのでは。そういった意味で温かくも感じますし、実践者の先生の励みにもなるはず!
先生同士のコミュニケーションのかたちは、いろんなかたちで、いくつあってもいいですよね。
園全体で子どもたちを見守る温かい視線が共有されていることも、コメントの一つひとつから溢れ出ていますね。

4. “積み重ね” を 次年度の計画に活かして

さいごに驚かされたのが、記録をつくっておしまいではなく、もうすでに新年度の計画に役立てておられたこと。

林丘幼稚園様では、自由な造形遊びの時間「わくわくこうさく」という活動があります。 これまでの実践と振り返りをもとに、「いつ、誰を対象に、何を」という新年度の具体的な案がすでに計画されていました。

こうしてそれぞれの先生が作成してくださった記録は、次の遊びを考え、アップデートしていくものにもなることを、林丘幼稚園様が実証していますね!


おわりに

「先生たちのコミュニケーションに繋がった」
「先生たちの考え方が変わった」
「記録づくりをモチベーションにした」
と、林丘幼稚園様から嬉しいお言葉をいただきました。
ですが、そのエネルギーを持って“みんなでやっていこう”と行動し続けたのは先生方自身です。

“遊びを通して常に子どもの姿に目を向け、必要だと思うことを見直し改善しながら、また子どもたちの日常を深めていくこと”を、林丘幼稚園の先生方は、楽しく、面白く感じているとわかります。

先生方の情熱が詰まったこの記録集は、私にとっても大きな宝物です。
正解のない素材遊びだからこそ、こうした記録の積み重ねが、先生方の「やってみよう」や「できる」に繋がり、子どもたちの未来を豊かに彩っていくのだと確信しています。

林丘幼稚園の皆さま、ありがとうございました!