2026年7月、保育者の先生方を対象とした「そざい探究会」を開催しました。
今回のテーマは「チョーク」です。
チョークというと、「黒板に文字や絵を描くもの」というイメージがあるかもしれません。でも、チョークには「描く」以外にも、触れたり、変化させたり、組み合わせたりしながら楽しめる、さまざまな面白さがあります。
今回は、そんなチョークならではの魅力を、先生方に探究していただきました。

チョークは、クレヨンやペンとは少し違った特徴を持つ素材です。
その特徴に触れて遊ぶ中で、素材の面白さに気づいていってくださった先生方。
限られた時間ですから、一通りの遊びは体験していただき、たくさん持ち帰っていただこうと思いますが、その中でも「こうしなければならない」と決められた遊びを体験するのではありません。
先生方は自らアレコレ試してくださり、ここではひとまず好きにやってみていいと、わかってくださっている先生がなぜかけっこういます(笑)
「子どもたちなら、どうするか」とイメージしながらどんどん好きなように試して欲しいですが、ほとんどの先生は、ご自身の内側から溢れる気持ちで楽しんでおられます^^
そうする中での先生の気づきや、「おもしろい」「もっとやってみたい」という感覚を、大切にしたいと私は思っています。

最初は、「チョークで何ができるのだろう?」と、少し不思議そうだった先生も、素材に触れていくうちに次第に夢中になって笑顔がこぼれる姿が。大人が夢中になって遊ぶからこそ、子どもたちの「やってみたい」という気持ちにもより近づいて考えることができます。
自分自身の“楽しい”を探究している先生もいれば、子どもたちとの遊びを思い浮かべている先生もいらっしゃいました。
児童発達支援の先生方にもご参加いただくことが多いのですが、「子どもたちと一緒にできるかわからないけど、自分の視点を広げたい。他の遊びの参考になるかもと思う」と先生。
それぞれに考えを持って、この探究会に参加してくださっているのですね。


今回の探究会は、チョークでの遊びの広がりがたくさんあることを知っていただきました。
だからこそ、子どもたちと
「何からやってみよう?」
「どうやって…?」と、悩んでしまいそうです。
私自身は、先生に体験いただいた一通りの過程を、子どもたちと90分くらいかけて楽しむこともあれば、年齢や発達、実施環境によっては「これだけ」と決めて行うこともあります。
ですが、先生方には、
①まずはキホンの遊びを子どもたちと実践してみる
②探究会で素材の特徴について知ったので、まずは子どもたちが素材に触れて遊ぶ体験だけしてみよう
どちらかだけでもいいと思っています。
それぞれの環境に合わせた“やり方”から始め、
「子どもの姿や声を拾う」ことで、次にどうやって遊び進めていけば良いかが見えてくるはずです。

探究会での学びを、実践につなげていただくために、そざい探究あそびの計画シートを活用していただくのもおすすめです。


今回のそざい探究会では、チョークを遊びの素材として使う面白さを、そして先生や子どもの視点や発想によって、さまざまに広げられる素材ということを体験していただけたのではないでしょうか。
視点を変えてみると、今まで気づかなかった面白さが見えてくることがあります。
そして、先生自身が実際に素材に触れ、楽しみ、試すと、
「子どもたちにもやってみてほしい!」「伝えたい!」という気持ちが自然に生まれてきます。
子どもたちの知識や経験の機会を広げたい、そう思ったら、まずは大人が素材との出会いを楽しんでみる。
そんな時間を、これからも「そざい探究会」では大切にしていきたいと思います!
ご参加いただきました先生方、ありがとうございました。

