2026年5月・6月に、「そざい探究会」を開催しました。
レポートが遅くなってしまいごめんなさい。
今回のテーマは、保育の中でも、廃材として先生方や子どもたちにも身近な素材のひとつである「ダンボール」がテーマでした。

ダンボールは、保育の中でも廃材の空き箱を収集してよく使われる身近な素材だと思います。
ですが、
「ダンボールって思ったほど活動できていないのではないか?」と思ったのが、私がこの遊びを考えるきっかけになりました。
実際、
「いつも似たような遊びになってしまう」
「どんな活用方法があるの?」
と気になっている先生はたくさんおられました。
そざい探究会では、普段から使っている素材をあらためて見つめ直し、その素材ならではの特徴や面白さを、実際に体験しながら探究していきます。

今回は、3つの種類のダンボールに触れていただきました。
「ダンボールって、こんな面白い素材なんだ!」そんな声を、子どもから聞けたことがとっても嬉しかったのですが(この様子は桐嶋のインスタグラムの過去投稿をご覧ください)、先生からも同じ言葉をいただけました。
「思っていたよりも、いろいろなことができる!」と、少しずつ素材への見方が変わった先生型。先生自身が素材の面白さを体験することは、子どもたちの遊びを考えるうえで大切な出発点のひとつですよね。

ダンボールで「何をつくるか」を考えるのではなく、
「どんな特徴があるだろう?」
「どんなふうに遊ぶと面白いだろう?」
「子どもたちは、どんなことに気づくだろう?」
という視点で、素材を見ていきます。
同じダンボールでも、子どもの年齢や興味、遊ぶ環境によって、遊びの広がり方はさまざまです。
身近な素材だからこそ、子どもたちの視点や発想によって、思いがけない遊びが生まれていったりもしますよ!

さて、終わりには
「自分の園だったら、どんなふうに実践できそうか」
「どの年齢の子どもたちと楽しめそうか」
「子どもたちは、どんな姿を見せてくれそうか」
実際の保育の場面を想像しながら、先生方それぞれの経験や視点をもとに考えていきました。
同じ素材を体験しても、園の環境や子どもたちの姿によって、そこから生まれるアイデアはさまざまです。

こうして、そざい探究会では、ひとつの正解を持ち帰るのではなく、それぞれの保育の現場で「やってみたい」と思える視点やヒントを持ち帰っていただくことを大切にしています。

参加された先生方からは、
「ダンボールの見方が変わった!これからは廃材ではなく、宝物として集めたい」
「身近な素材だからこそ、子どもたちと探究を楽しんでみたいと思った」
「自分の園の環境に合わせて、どのように取り入れられるか考えることができた」
など、嬉しいご感想をいただきました。
それだけでなく、後日、先生方がダンボールの準備を楽しんでおられる様子を、インスタグラムやLINEで教えていただき、とても嬉しく思いました!

今回の「ダンボール」のそざい探究会では、身近な素材をあらためて見つめ直す時間となったのではないでしょうか。
使い方を決めてしまうと、遊びの広がりも限定されてしまう素材。
けれど、素材の特徴を知り、試し、子どもの姿を想像しながら見ていくと、そこにはまだまだたくさんの可能性があります。
「何をつくろう?」ではなく、
「この素材には、どんな面白さがあるだろう?」という視点から、子どもたちの遊びを見つめてみる。
そんな素材との出会い方を、これからも先生方と一緒に探究していきたいと思います!
5月・6月の「ダンボール」の探究会にご参加くださった先生方、ありがとうございました!

