11月に続き、12月にも追加募集をさせていただきました【そざい探究会&交流会】ですが、先日無事に開催させていただきました。
ご参加の先生方は、東京、神奈川、茨城など関東から、京都、大阪、兵庫の近畿から、他に石川、愛知、広島などからも、貴重なお休みの日を使ってお越しいただき、本当にありがとうございました!
そざい探究会の第1回目は2021年でしたが、今回はガラリと内容を変えての開催。
前回の2021年も、メイト様主催の「サマースクール名古屋大会」 にもお越しいただいた先生もいらっしゃって嬉しかったです。
今回のプログラムでは交流も目的としましたので、まずは先生方の自己紹介タイムから始まりました。
9:30~14:30までの開催でしたが、とても楽しかったので、一人ひとりの先生ともうちょっとゆっくりお話できる時間が欲しかったなと思います。
そして、テーマの遊び講座をスタート。
まずは【ストローでサスティナブルな遊び】から。
たくさんのストローを散らかして遊び、ストローという素材そのものの面白さを知っていただいて
それから道具を使って、さらに素材の魅力を発見。
誰かの発見を一緒に喜んで、他の先生方もそれをやってみようとする姿があったりして面白かったですよ。
切って細かくなったストロー片を集め、さらに楽しい道具を追加します。
すると、一人ひとりがやりたいことをもっと深めていく時間に移っていきます。
つまりこの展開が、テーマの“サスティナブル”なところ。
最近はプラスチックストローよりエコなストローが使われる時代になりましたが、遊びの中では私はプラスチックストロー推しです。
プラスチックならではの面白さを体験しつつ、繰り返しさまざまな楽しみ方で遊ぶことにより長く活用でき、自由遊びの充実にも繋がります。
そして子どもの視点や発想を広げる素材となること間違いなしです。
続いては、【身近な廃材deアート】。
こちらはコラージュを楽しむ遊びですので、普段は「廃材コラージュ」と名付けており、大きな廃材を使う時は廃材コレクションとか呼んでいます。
身近なところから集めた廃材なので、先生方が普段使っているものや捨てているものがいっぱい。「こんなのも使えるんだ?!」「遊びに使うなんて発想はなかった!」と、1つ1つの素材に注目してワイワイ楽しんでくださっていました。
今回からテーマの遊びごとに資料をお渡しさせていただくことに。写真を多く使ってイメージしやすく、振り返って見ていただいた時にワクワクしながら実践に使っていただけるようなかたちに整えました。
さて昼食タイムはあっという間で、午後からもう少しあります。
こちらは【カラーポリで ひらめきと楽しさをシェアする空間遊び】。
子どもの年齢によりいろいろな楽しみ方ができる素材ですので、子どもの自由な発想で広がる場面を少しの時間体感していただきました。
1枚のカラーポリ袋から製作を考えていただくと、こんなお茶目なかぶりものを考えた先生方がいたり、ポリ袋を切り開いて道のように繋げ、「クラスで道をつくることが流行っている」と、先生の園の子どもたちの遊びを教えていただいたりもしました。
終わりには虹のトンネルをつくっていく過程と、完成したトンネルでの遊びを体感していただきました。これは動画をぜひ撮っていただいて、楽しかったその時を忘れずにいて欲しい場面です。
いよいよ終盤です。
最後のテーマは【子どもがイキイキする 造形環境づくり】。
きっと先生方がここに来てくださった1つの目的でもある、ラボの環境についてです。
少人数ならではの環境でもありますし、特別なものを置いているわけでもありません。
ですが、子どもがワクワクする造形環境づくりのヒントとしていただいたり、こんなものをこれくらいの量で置いておくといいかも…といった参考にはしていただけるかなと思います。
ここでは、ワゴンを使っての「毎日のちょこっと造形遊び」という資料をお渡ししました。
素材や道具は置いておくだけでは、子どもはその面白さを見出しきれないので、素材や道具が活きてく造形環境とは…というお話も少し。
後日、「ワゴンを取り入れてみたら使い勝手が良すぎた」とメールをくださった先生もいらっしゃって、早速試してみてくださって嬉しかったです。
終わりには、園での造形遊びの課題などについて話す時間となりました。
「皆さんの園ではどうされていますか?」と投げかけると、積極的にご自身の園での対処方法や、先生それぞれの考え方を話してくださっていました。
私自身は研修でいろんな園様にお伺いさせていただきますが、それぞれ園様によって考え方や行い方が大きく異なるのを感じています。
その中で、先生なりに考え、日々の保育や遊びに真剣に取り組んでいらっしゃる姿をとてもリスペクトしています。
園ではないけれどアルテコローレにも保育者の先生が在籍するクラスがあり、先生は、普段の子どもたちとの関わりで、遊びがより楽しいもになるベースをつくってくれる存在だと感じています。
毎日を一緒に過ごす先生が、考え実践するから、遊びは子どもたちにとって価値がある!
と思うんです。
だから私自身は、外部講師として園児さんに遊びを提供することはせず、先生の力になりたいのです。
それでは、
【そざい探究会&交流会】は内容をより良いものにしてきながら来年度も開催させていただきますので、また先生方とお会いできます時を楽しみにしています!
ご参加いただきました先生方、ありがとうございました!